また更新が滞ってしましました。
バタバタと日々が過ぎていき、9月ももう終わりですね。 うぅ
今週は”突板合板”を製造している工場を見学、ちょっと技術を教わりに行ってきました。
突板とは、銘木を0.2mm ~ 0.5mm 程度にスライスしたうっす~い板です。
その突板を合板に貼りつけ(練りつけ)た物を突板合板と言います。
これを使った家具を ”なんだ、貼りものか” なんて言われちゃったりしますが、限られた銘木の有効活用だったり、無垢材ではできないデザインだったりが可能となるなど素晴らしい技術でもあります。
そんな突板の製造工程に以前から興味があったのと、貼る技術習得が必要になったため、今回お忙しいところにお邪魔させていただきました。
以下、かなり簡単ではありますが製造工程を記載します。
まずは裁断
突板の幅方向をまっすぐにカットします。
次にカットした突板を糊をつけた合板の上に並べます
2人一組で突板を手際よく並べていきます。
この工程で突き付け部の処理だったりに手間がかかったりするのかと思っていたのですが、裁断がままっすぐのためなのと、熟練の技術もあってと思いますが、あっさり終了。
続いてプレスに入れます。
このプレス機はボイラーから水蒸気が熱源として送られていて、一気に加熱して糊を乾燥させます。
時間はおよそ1分半程度であっと言う間にかたまって出てきます。
出てきた突板合板は糊の水分と乾燥により若干の動きがあり、それによって突き付け部分が空いてしまったりするので、その部分を補修したりの仕上げ前処理をします。
補修個所を見つけやすいように、工場内の薄暗いところで横から照明を当てての作業となります。
こうしてできた合板を最後にベルトサンダーへ入れて、表面の素地調整をして完成となります。
10名程の職人さん達でやられている工場ですが、1日で300枚程の製造が可能とのこと、確かに職人さん達みなさん手際よくやられておられましたので、とはいえ300枚てすごいですね!
最後に、お土産・技能五輪激励という事で突板をカットするための刃物をいただきました。
職人にとって道具は 命 ! 大事な刃物をいただき大感激でありました。
では
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