2011年10月9日日曜日

修理再生中

先日ご紹介した修理お預かりの家具達の途中経過をご紹介です。

まずテーブル


天板と脚とをばらして、天板は完全に真中でハギ(接ぎ)が切れていましたので、再度ハギ直しました。


椅子はシートをはがして


 こちらは、接合部のホゾがかなりぐらぐらしていましたので、全てばらしてホゾ穴を掃除して、組み立て直しました。(ばらしたところを写真撮り忘れました・・・)


 ソファーもシートをはがしてスプリングなども全て一度外して、ぐらつくところを補強をしました。


フレーム外側の成型にはわらを麻布で巻いて成型がしてありました。なんとも時代を感じます。


その後、木部分の塗装を全て剥がして、一度木地(きじ)の状態にして
とここでびっくり! 
カバ材だと思っていたソファーとテーブルですが、剥がしてみたところ、カバ科の中でも特に高級材であるミズメザクラがでてきました!


http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/mizume.htm

ミズメを触るのはもう4,5年振りでしたので、少々興奮してしました。
とにかく堅い木で加工などは大変ですが、ピンク色の美しい木肌で、塗装をしてもものすごく高級感がでるんです!

一通りきれいにしたところで、再度塗装です。
仕上がりはこちら



一度、全ての塗膜をはがして、木地をきれいに仕上げ直していますので、塗装するとこのように本来の木の美しさが甦えらせることができます!
手間はかかりますが、仕上がりにはもちろん差がでますし、この先も何十年と長く使っていただくことができると思います。

テーブルはこれにて仕上がりです。
椅子とソファーは張り屋さんにバトンタッチです。
張りが仕上がりましたら、また紹介させていただきます。

ではでは








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